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高崎ぶらっと自転車旅「旧下田邸のライトアップに行ってきました」2022.11.26

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  旧下田邸の庭園にある樹木には紅葉するものが多く「赤ぞなえ」と呼ばれてこの季節(2022年11月18日(金)~明日 11月27日(日)17時から20時)のライトアップがとてもきれいです。 ここは池泉回遊式庭園で、「青翆園」 高崎にある江戸時代初期の庭園としては唯一のもの。なんと、忠臣蔵で名高い、剣豪、堀部安兵衛武庸(たけつね)の設計とされています。 堀部安兵衛は越後新発田で生まれ、父は藩士中山弥次右衛門です。このお父さんは藩から庭の設計を頼まれるほど造園にも知見があり、この技が引き継がれたようです。ただ、父が巽櫓の管理の役職にあるときに、失火という失態をおかしました。責任をとらされて、お役御免となり、一家は没落。家名断絶の憂き目にあって、失意の中で父を亡くすことになります。元禄元年(1688)に、一念発起して剣術修行にと、故郷をあとにした安兵衛が初めに訪れた修行先が、当時、勢いのあった、高崎市吉井町の馬庭念流でした。この折に、頼まれて、この庭を設計したとされます。庭園には石組みを配した城郭式の池があり、その中心には蓬莱島を模した島があります。

高崎ぶらっと自転車旅「紅葉の少林山」2022.11.20

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 黄檗宗(おうばくしゅう) 少林山達磨寺は上毛かるたの「えんぎだるまの少林山」とよまれる高崎の名刹になります。 総門 平成 9 年 10 月 5 日開創 300 年を記念して建立された門で、本山である黄檗山万福寺の総門と同じ様式で造られました。この門は地すべり対策工事で伐採した境内の欅けやきを使って建てられました。中央の屋根を高くし、左右を低くしたこの形式は中国の様式で牌楼式[はいろうしき]といい、漢門からもんとも言われます。また、屋根に摩伽羅(まから)をのせているのと聯(れん) が掛けられるのも特徴です。また、窟門(くつもん)をくぐると女坂からだらだら坂であがれます。総門を入ると左手に跳ね返り不動はねかえりふどうや大石段の途中右手に禁牌石(きんぱいせき)があります。 観音堂 当山最古の建物で、創建当時の姿を今に伝える茅葺きかやぶきのお堂です。 300 年前は「無尽法蔵むじんほうぞう」という一切経いっさいきょうを納める経蔵でしたが、 9 代目の東嶽和尚の頃、改築した折に北辰鎮宅霊符尊をお祀りして霊符堂となりました。その後、明治末新たな本堂が完成すると霊符尊は本堂に遷座し、このお堂は十一面観世音菩薩じゅういちめんかんぜおんぼさつを祀る観音堂になりました。 それ以来、厄除け、縁結び、安産、子育てのご利益があるとして信仰されています。 放生池 霊符堂 当山の本堂にあたるのがこの霊符堂です。北辰鎮宅霊符尊ほくしんちんたくれいふそんと達磨大師をお祀りし、そして開山・東皐心越禅師とうこうしんえつぜんじ椅像を安置しています。﨔けやきの権現造りごんげんづくりという、お寺なのに神社の雰囲気もある建築様式で明治 44 年に再建された本堂です。 ここでは方位除けを始め、家内安全、商売繁盛、開運吉祥、受験合格等の祈祷法要を行なっています。 洗心亭 ドイツの世界的建築学者ブルーノ・タウトが昭和初期にこの洗心亭に居住されていました。タウトは、ここで日本文化をあらゆる面から研究し日本国内外に広めた功績は実に偉大です。庭には、タウトの「私は日本の文化を愛する」とドイツ語で書かれた記念碑があり、群馬県の史跡になっています。

高崎ちかごろニュース「第94回 感染予防対策を行って開催 高崎えびす講市」2022.11.19

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  フリースを初めて買ったのは、ユニクロではなく、このえびす講市って思い出がある。高崎では冬支度の風物詩。第94回 高崎えびす講市が11月19日(土)、20(日)で開かれました。 高崎駅のコンコースには10月からでっかい大売出しのシンボルとしてゑびす様が置かれていました。この像は、還暦を迎えて、慶賀記念として平成元年に造顕されたものだということが書かれています。 ここで、 恵比寿様=事代主神(ことしろぬしのかみ) 古事記では大国主神(おおくにぬしのかみ)の子供で、大国主神が創った国を譲るようにと天照大御神によって派遣された建御雷神(タケミカヅチ)が美保ヶ崎にいた事代主神(ことしろぬしのかみ)=恵比寿様に会いに行く。この時、漁をしていたとあり、豊漁の神として崇められ。島根県松江市の美保神社に祀られています。天の逆手=一本締め、手打ちの起源 昭和4年(1929年)、折からの世界的な大恐慌のなかで苦しんでいた高崎市内の商工業者が、ことしろぬしのかみを迎えて商工業の振興を図りたいとして、同年9月22日にこの美保神社から分霊を勧請し、高崎神社の境内にあった大国神社に迎えて、美保大國神社としました。これを機に11月の第三土曜日と日曜日にゑびす講市が開かれるようになり、縁起物の「めをとえびす」や富くじが売られて、賑わいました。大国主神と大黒様は正確には別で、大黒様は密教でいうところの大黒天、インドでは大いなる暗黒の神という意味の「マハーカーラ」が大黒様です。これが日本では大国主神と同一視されたました。七福神のなかで日本の神様は恵比寿様だけなのです。 紅葉も深まる高崎神社 美保大國神社がいつもと違って、えびす講のポスターで派手な様相。 「めをとえびす」を初めて見ました。弁財天と恵比寿様のセット人形なのですね。 恵比寿様といえば、この熊手。小さくて可愛い。 今回も富くじじゃないですが、えびす札くじとして、当たれば、ペアで京都旅行ご招待って豪華賞品があるみたいです。 スズラン前では「第15回 熱血!!高校生販売甲子園」10校が参加で、高校生のアイディア豊富の軽食を販売。人気投票で順位が決まります。 南銀座通りでは、「はたらく車の展示 試乗 撮影」で消防車やパトカーが勢ぞろい、下の写真だけだと、なにか事件が起こった?みたいな感じになってしまいました。 慈光通りの連雀町の交差点ではいろんな

2022年11月6日 腫れ 高崎の歴史を知る講演会 - 高崎の礎を築いた和田氏と和田城 -中央公民館視聴覚室

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  一般参加者31名、会員25名 計56名の方が参加。NHKの大河ドラマ「鎌倉殿の13人」で描かれている和田義盛をベースラインに、そこから、和田氏→和田城につながる歴史を、多面的に読み解いていくという壮大なストーリを高崎市歴史民俗資料館、大工原美智子先生にお話いただきました。

2022年10月22日 曇天 保渡田古墳群とその周辺を巡る(ツアー本番)

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  ガイドの会、公募ツアー10/22(土)当日。 市民参加者28名、会員14名が参加した。暑くもなく、散策には絶好の日和でした。井出二子山古墳周辺のコスモスも満開となり、約3時間半あまりの行程を最後まで参加者全員が楽しめました。 八幡塚古墳からスタート 土屋文明の歌碑 薬師塚古墳 保土田城跡 二子山古墳 出堤神社

高崎ちかごろニュース「群雄割拠す キングオブパスタ2022」2022.11.13

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  3年ぶり、第14回目の キングオブパスタ2022がもてなし広場で開催。 高崎市は120以上ものパスタ店が群雄割拠する激戦地区です。これも、小麦の生産地として、麺類にあった品種の生産しているという側面が大きく影響しています。 通常、パスタ用の小麦は地中海沿岸や、アメリカ産のデュラムという品種を使うのですが、ここに高崎市内で生産された「きぬの波」を配合して独自性を出したりしています。 このパスタ王国高崎で我こそはと名乗りを上げた18チームがキングを競うのがこのイベント、ここで勝てば、来年1年はその栄冠がお店の大きな宣伝になること間違いなしといったガチバトルになっています。 では、システムの説明です。 チケットは前売りが2200円、当日券は2500円で、食事券5枚と、投票券1枚からなります。 つまり、お好きな5店舗のブースに行って、食事券と交換する。最後にその中から1店舗を選んで投票するってことになります。 今回は、最初に 6 シャンゴ本店 かねふく明太子の和だしスープパスタ   かねふくの明太子と和だしのスープで和に統一してアレンジされた、まさに、群馬初上陸のめんたいパークの波に乗った一品。 7 チェーロ 上州麦豚そぼろとキノコの和風みぞれパスタ  隠し味に赤ワインを使用し、大根の鬼おろしを加えた、こちらも和のパスタ。 続いて、 1 バンビーナ筑縄店 バター醤油のホタテパスタにレモン乗せ  群馬県産の鶏ガラと野菜を8時間も煮込んだ、コクまろなスープに、見た目もビックなホタテがどっ~んと乗った、お得感も半端ない1品。(写真を撮り忘れてしまいました。) で、ホタテに味をしめて、立て続けに行ったのが、 11 カーロ 高崎高島屋店 ホタテとアスパラの味噌バターペペロンチーノ  味噌×バター×ニンニクというのガツンくるテイストに、ホタテの旨味を合わせて、奥深さを出しているところは、二重◎。 で、ここにはカメラクルーが密着している有名人かな? ググってみると、この方こそ、本大会でパスタ大使を務めている「ゆりもり」さん。群馬県出身のフードファイターだそうです。(リサーチ不足で、お恥ずかしい限り。) 最後の一軒は 17 シルクロード 石原店 上州麦豚の”白ボロネーゼ”山わさびクリームを添えて  上州麦豚を使って、昆布と鰹節と石垣の塩で複雑に構成された出汁に、わかりやすい自家製の山わ

高崎ぶらっと自転車旅「ここで本命、紅葉のライトアップ 徳明園」2022.11.12

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  今日も、実は、陽気軒さんへ行く道すがら、先週のリベンジとばかり、山名八幡宮へ紅葉を確認しにいったのですが、まったく進んでおらず、多胡碑にも寄ってみたものの、多胡碑記念館周辺はこんな感じで、 紅葉はするものの、写真映えとまでは行かなかったので、もう、奥の手を使うしかないということで、行ってきました徳明園へ というのも、これは2021/11/28のガイドの会の市民公募の写真。本当はこの時期が一番見ごろなのですが、もう待ちきれませんでした。 ここ、徳明園は高崎に残された唯一の回遊式日本庭園で、約6000坪もあり、北関東随一と言えます。呉服で豪商となった山田徳蔵翁が自身のために作ったもので、作庭は日本建築の大家である金子清吉と徳蔵翁本人が、造園は明治神宮庭園にもかかわった二代目後藤石水によるものです。当初は一般には公開されていませんでした。自生の赤松、新潟から取り寄せた黒松、サツキ、紅葉、三波石や浅間の溶岩を主として数多くの巨石や石造物を使い、浦島の池を中心として枯山水、石庭、苔庭の4つのエリアからなります。 苔庭にはミストが撒かれており、靄がかかったような幻想的な趣がなんとも言えません。 まだまだ、紅葉が始まったばかり、緑色も残る中、燃えるような赤、黄が合間に覗いているっていうのも、ライトアップ効果でいいものです。 山徳記念館の縁側では抹茶の席が用意され、紅葉を見ながらの一服は、滅多にない贅沢な時間です。 紅葉のライトアップは16時頃から点灯され、19時最終入園、19時半には消灯。今日11/12(土)が初日、この後は、11/13(日)、11/19(土)、11/20(日)、11/23(祝)、11/26(土)、11/27(日)と開催されるようです。