高崎ぶらっと自転車旅「紅葉の少林山」2022.11.20


 黄檗宗(おうばくしゅう) 少林山達磨寺は上毛かるたの「えんぎだるまの少林山」とよまれる高崎の名刹になります。

総門

平成9105日開創300年を記念して建立された門で、本山である黄檗山万福寺の総門と同じ様式で造られました。この門は地すべり対策工事で伐採した境内の欅けやきを使って建てられました。中央の屋根を高くし、左右を低くしたこの形式は中国の様式で牌楼式[はいろうしき]といい、漢門からもんとも言われます。また、屋根に摩伽羅(まから)をのせているのと聯(れん)

が掛けられるのも特徴です。また、窟門(くつもん)をくぐると女坂からだらだら坂であがれます。総門を入ると左手に跳ね返り不動はねかえりふどうや大石段の途中右手に禁牌石(きんぱいせき)があります。


観音堂

当山最古の建物で、創建当時の姿を今に伝える茅葺きかやぶきのお堂です。300年前は「無尽法蔵むじんほうぞう」という一切経いっさいきょうを納める経蔵でしたが、9代目の東嶽和尚の頃、改築した折に北辰鎮宅霊符尊をお祀りして霊符堂となりました。その後、明治末新たな本堂が完成すると霊符尊は本堂に遷座し、このお堂は十一面観世音菩薩じゅういちめんかんぜおんぼさつを祀る観音堂になりました。

それ以来、厄除け、縁結び、安産、子育てのご利益があるとして信仰されています。



放生池


霊符堂

当山の本堂にあたるのがこの霊符堂です。北辰鎮宅霊符尊ほくしんちんたくれいふそんと達磨大師をお祀りし、そして開山・東皐心越禅師とうこうしんえつぜんじ椅像を安置しています。﨔けやきの権現造りごんげんづくりという、お寺なのに神社の雰囲気もある建築様式で明治44年に再建された本堂です。

ここでは方位除けを始め、家内安全、商売繁盛、開運吉祥、受験合格等の祈祷法要を行なっています。


洗心亭

ドイツの世界的建築学者ブルーノ・タウトが昭和初期にこの洗心亭に居住されていました。タウトは、ここで日本文化をあらゆる面から研究し日本国内外に広めた功績は実に偉大です。庭には、タウトの「私は日本の文化を愛する」とドイツ語で書かれた記念碑があり、群馬県の史跡になっています。


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