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高崎ちかごろニュース「夕立に消えし夢かな万灯会」2022.08.27

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今日は、第26回目の慈眼院の万灯会。お天気は夕立から降ったりやんだりの状況。 ひとつ、また一つと、灯明が消えていきます。 もともとは、昭和41年(1966年)白衣観音建立30周年を記念して、毎年7月末に「火祭り」として柴燈護摩(さいとうごま)を実施していたのが始まりです。 そして、平成9年(1997年)より、8月第4週土曜日に毎年開催されるようになりました。 今回は、3年ぶりになります。コロナ前は観音山駐車場でもイベントをやって、清水寺にも灯明がありましたが、規模を縮小して、参道からになっていたものの、たくさんの人出があり、観音茶屋店前は、人だかりができていました。Withコロナで徐々に日常に戻っていきます。 万灯会の初例は7世紀中頃にまでさかのぼるんだそうで、奈良時代には、東大寺といったお寺でも行われていました。 本堂の前では、三味線の演奏が続いていました。 円光(俗世と観音様の世界を結ぶトンネル)のロウソクにも火がともって、ライトアップされた観音様とのコンビネーションが絶妙                              夜景モードでとったら、天に向かって立ち上る光の帯ができました。

高崎市の歴史景観 「倉賀野町下町常夜灯楼・閻魔堂」

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  倉賀野町は江戸時代には江戸を起点とした中山道の 1 2番目の宿場町倉賀野宿として、また、宿の南を流れる烏川には利根川筋最上流の河岸として倉賀野河岸が開かれ、江戸と諸国を結ぶ、物流の中継基地として、栄えました。また、徳川家康を祀る日光東照宮の例祭に合わせ、京の朝廷から派遣された例幣使が通る日光例幣使道の起点でもありました。 歴史を感じさせる景観が倉賀野町下町にあります。宿場町の面影を残す建物や中山道と日光例幣使街道分岐点に建立された「道しるべ」や「常夜灯」が当時のまま残っています。「道しるべ」の背後に建つ「常夜灯」 は文化11年(1814)に五料宿(現在の玉村町)の高橋光賢が自己の財産を投げ打ち、不足分を上州や江戸などを廻り、寄付金を募り、建立されたもので台座には江戸相撲の「雷電為衛門」をはじめ、312名の寄進者の名前が刻まれています。 常夜灯の背後には閻魔大王を祀る「閻魔堂」があります。江戸時代には念仏堂や阿弥陀堂とも呼ばれ、明治になり、閻魔堂と呼ばれました。現在の焔魔堂は平成27年に建て替えられました。

高崎ちかごろニュース「Headphone Barでゆっくりしてみました。」2022.08.13

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  「TAGO STADIO TAKASAKI」のスタジオプロデューサーを務める、多胡邦夫さんによる「Headphone Bar」が8月8日 あらまちのラジオ高崎のすぐそば、昔、紳士服の㈱かなやの店舗だったところにオープンとなったので行ってみることに、その前に・・・ 8月27日の万灯会を前に、8月の毎週土曜日夕方からは灯篭の奉納と、19時から護摩供養があるのではとおもって、慈眼院に行ってみたのですが、すでに片付けられて、人ひとりもいない状態。 奉納されていた灯篭が左側に積みあがっており、扉は閉まっていました。 白衣観音も夜間拝観をやっている様子はなし。 観音山駐車場にいって、遠目ですが、前橋花火大会を眺めました。今年は第66回で、市政施行130周年の記念となっていて、台風の影響からか、プログラムの順番が変更。冒頭は、前橋出身でアニメ「攻殻機動隊」の草薙素子の役で有名な声優 田中敦子さんのナレーションを演出につかった「めぶく」という仕掛け花火の数々。ワンセグ携帯で群馬テレビを見ながら、演出含めてとても楽しめました。家族は、イオン高崎の屋上駐車場から見ていたようで、そちらの動画を見せてもらったら、そっちの方が、迫力があったので、次回からはそちらですね。 Barにやってきたときは、3組の男女カップルのお客さんがいて、皆さん、ヘッドホンをかけていました。 中は、カウンター席が8つとテーブル席が2つ、バーカウンターにはお酒とヘッドホン、大量のレコードが置いてあります。 このヘッドホンはお願いすると貸し出してくれます。また、お酒の注文はタブレットの台のQRコードを自分のスマホで読み取って行います。普通に読み取ってもだめで、四苦八苦していると、となりの親切なお客さんがGoogleレンズを使うことを教えてくれました。この注文のおしながきの中には、ヘッドホンも入っていて、その親切なお客さんは、その場でヘッドホンを買っていました。通常だと59800円なので、ここだと4000円ほど安く買うことができます。 今回お借りしたのは、『Historic Phone』シリーズで通常価格だと75900円もするもの、このシリーズのコンセプトはハウジングにあり、サスティナブルな価値を見出すべく、ウィスキー Ichiro’s Maltにブレンドされている秩父原酒で使われたオーク樽の廃材を使っているところ、

高崎ぶらっと自転車旅「小栗の里 倉渕村」2022.8.12

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  軽井沢のアウトレットモール目指すのに自転車で行くことに、おまけに碓氷峠を往復するだけではつまらないと、高崎市の西北の果てを目指すべく、倉渕村経由で行くことに、総移動距離124Km。朝6:30分に出発、ぶらっとどころか、過酷な旅となりました。 倉渕村といえば、群馬西部、群馬郡の村でした。1996年(平成8年)7月1日までは倉淵村で、そこから、倉渕村となり、平成18年1月23日に箕郷町、群馬町、新町といっしょに高崎市に編入されました。姉妹都市、提携都市は横須賀市と浦安市で、横須賀製鉄所の創立に尽力した 小栗上野介忠順の縁、浦安市は、浦安市民の森が貸与されたことによります。 まずは「道の駅 くらぶち小栗の里」に立ち寄りましたが、9時~の開店まで数十分あり、諦めて先を急ぐことにしました。 先に進むと、「観音山 小栗上野介屋敷跡」の立て札を発見。 江戸幕府の要職にあった小栗は権田村で隠棲するにあたり、ここに田畑を開き、3棟の住宅を作りはじめ、50余日で主屋一棟が棟上げの運びとなったものの、翌日には江戸の総攻撃のため薩長の東山道軍が高崎を通過するという事態が発生するなかで、捕らえられ、家来とともに斬首。結果、住宅の完成には至らなかったそうです。 少し登ると、「邸址歩道」の案内があり、ここで自転車をおりて、蜘蛛の巣をかき分けながら、先に進むと、なんと、道が草に埋もれており先に進めず、ヤマビルやマダニでも出ようものなら、ここでこの旅が終了してしまうと、探検隊は調査の断念を決断することに。 しかし、なぜだか、「邸址歩道」の案内の前には、新聞が入って、ポスト、インターホンがある。この先に人が住んでいるのか?謎が深まったが、先を急ぐこととなった。 本来、目指すのはこの「東善寺」、山号は「諏訪山」曹洞宗のお寺で、1633年(寛永10年)に開山された。1704年(宝永元年)江戸時代中期、小栗家の所領となるとともに、旗本小栗政信によって中興された。 入口には、草津街道、信州街道の標識があり、そこには、横須賀までの距離が書かれていた。また、横須賀市民の場合は拝観料が無料という看板もあって、かなり、横須賀との関係性が感じられます。 本堂では、家の方が大量の座布団をもって、行ったり来たりと忙しかったので、挨拶だけしたものの、拝観は諦めました。 受付の窓口には、かわいらしい狸の置物があって、その横

高崎ちかごろニュース「絶メシリスト SR-50についに行ってしまった件」2022.8.11

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  夏休みの初日、何をしようかということで、中居町にある洋食屋「SR-50」に行ってきました。1983年、バブル景気が始まろうとしている前触れなのか、住宅地でもまだ開発が進んでいなかったこの地に、センセーショナルな出現となったであろう奇抜なレストランがオープン。バブルも弾け、やもなく就職で、全国でも知名度の低い群馬のこの地に流れついた1998年、このお店の道の向かいにあった会社の寮に住むことになったわけですが、結局、一度も来ることはなく、今に至ってしまいました。当時は、建物は傾いているのにびっくり、夜はピカピカしているわで、近寄りがたく、名前も「SR-50」って、少しバイクに詳しかったせいか、YAMAHAの有名バイクSR-500から来ているの?程度しか認識がありませんでした。で、今回初めて、入ることとしたのですが、SRって・・・・店の看板に書いてあるではありませんか。 「SUPER RESTAURANT」の頭文字で「SR」だったんですね。このスーパーなレストランにはオーナーシェフの意気込みを感じずにはいられません。では、「50」はどこから来たのか、それは謎のようで、ご想像に任せます。 中に入ると、ネオン管の「BAR」の文字が目に飛び込んできます。映画に出てきそうなアメリカのルート50沿いにありそうなドライブインを想像してしまいます。 壁には、1942年のアメリカ恋愛ドラマ映画の金字塔「カサブランカ」のポスターが貼ってあって、この色褪せ感が何とも趣きがあります。レプリカなのでしょうか? 今回、注文したのは「ハンバーグブラウンソース」(850円)なんと、サラダとパンがついており、自分で選んで食べれる分を取ってきます。(食べ残しがないようと、きつく、注意書きがあります。)、パンは自家製でこのときは4種~6種ありました。トースターで少し温めるととてもおいしいです。 では、お待ちかねのハンバーグ むっ、このパンパンなアルミホイルの風船のような物体はなんだと、写真の撮影に勤しんでいるところ、「もう、アルミホイルを開いてください。」となんとなく急かされてしまいました。 では、ご開帳・・・・動画でお楽しみください。 アルミホイルを開けたときに吹き上げる匂いと、このぐつぐつと煮えるスープの音はたまりません。熱さと、うまさで悶絶しながら完食。あえて言うなら、ごはんは、フォークとナイフで