2024年1月27日(土) 高崎最古の将軍塚古墳と慈眼寺周辺を巡る(会員研修)晴れ

 


歴史民俗資料館(旧群南村役場庁舎)をスタートして、華敷山補陀落院慈眼寺へ、しだれ桜で有名なお寺だそうで、山門を大門とよび、ここの案内板には花敷山と華➡花となっています。

この山門の傍らには、前山古墳があり、こちらは6世紀後半から7世紀初頭の築造とされ、高崎の古墳としては後期のものです。また、境内には円墳が3基もありとても、珍しいお寺になっています。


このあと、この地域の開発に尽力した江原源左衛門の屋敷跡とされる一帯をとおるのですが、ここが広大で東西が80m、南北が60mの環濠住居とされ、今は、江原さんの家がたくさんあるという状況でびっくりしました。また、このあたりを滝川というのですが、その起源とされるのがこの滝宮神社で、境内のすぐそばには淵川という川が流れており、ここに滝があったかもしれないという考察を聞きながら、とても納得しました。



こちらが、本日メインの将軍塚古墳で、大型の古墳としては高崎で最も古く、4世紀前半とされています。形状は前方後方墳、大きさは96m。古い古墳の特徴としては前方部より後方部の高低差があり、新しくなるとこの差がなくなるんだそうです。また、このころの埋葬施設は粘土槨がとなっており、加えて、埴輪ではなく、壺型土器となっています。

前方部には島名神社があり、祭神は彦狭島命(ひこさしまのみこと)、豊城命の孫で、景行天皇五十五年春二月五日、東山道十五国の都督に任じられた人物。彦狭島命にかかわりのある古墳ということで将軍塚古墳という名前だそうです。

このあと、再び、歴史民俗資料館にもどり、将軍塚古墳で見つかったとされる壺型土器である、底部穿孔壺の説明をしていただいて、終了となりました。

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