高崎ぶらっと自転車旅「気に入ったぜ、ブロッコリーヘッド」2024.4.28

 




ここは倉賀野、その住宅地のど真ん中に突如現れた、巨大なブロッコリー、どうして、生えたのか、だれも知る由はない。なんて、大々的に整備されているわけでもないのにこれほど絵になる前方後円墳は初めてみました。名は、「大鶴巻古墳」昭和2年に国指定の史跡になっています。烏川左岸の段丘上に築かれた墳丘全長は123メートル、後円部の径が72メートルに対して、前方部の幅が54メートルで未発達とみられる特徴を持っています。墳丘の表面には埴輪片が見つかっており、この特徴から4世紀末から5世紀初頭にかけて造られたと考えられています。


こちらは、向かい側にある5世紀後半のものとされる「小鶴巻古墳」こちらも前方後円墳で、墳丘全長は約87メートル後円部径は50メートル、前方部幅が約40メートル、後円部の頂上中心部に舟形石棺と考えられる凝灰岩製の刳り抜き式石棺が安置されているのですが、詳細は不明です。


下佐野にある、「大山古墳」円墳で直径は約56メートルで、4世紀末頃の築造ではないかと考えられています。

本日の最後は、この地域を代表する「浅間山古墳」、こちらも、築造は4世紀後半から5世紀初頭とされ、墳丘全長は171.5メートル、後円部長さ105メートル、前方部長さ66.3メートル、当時は東日本最大の前方後円墳でした。現在も太田市の太田天神山古墳(墳丘全長210メートル)に次いで県内第2位、関東地方では第3位の規模を誇り高崎市内で最大規模のものです。

このあたりはまさに、前期古墳が集中しており、古墳マニアにとっては興味深い地域といえるのではないでしょうか?


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