高崎ちかごろニュース「第12回 上野国分寺まつり」2023.10.22


第12回 上野国分寺まつりが開催されました。


この道が、「天平の道」でその先にかかるのが「こくぶの橋」になります。平成21年11月、これらが完成間近ということで、開通記念式典やイベント「国分寺まつり」を開催したいという地域の意向から、平成22年11月3日を第一回目として始まりました。

国分寺は今から1300年前の奈良時代(天平13年)、聖武天皇は仏教の力によって災害や疫病に疲弊した国の安泰を図るという思想(鎮護国家思想)のもと、国分寺および、国分尼寺の創建に関する詔を発し、史書「続日本紀」によると国司が主宰して、それに対して、碓氷郡と勢多郡の豪族が協力する形で造営を勧めたということがうかがい知れます。この国分寺には「金光明最勝王経(こんこうみょうさいしょうおうきょう)」が納められた立派な七重塔が建てられ、この地域の象徴となったようです。

長元3年の国司の交替に関わる「上野国交代実録帳」には、国分寺の衰退が書かれており、建物や、門が破損して、無くなったりしたことを知ることができます。


1300年前の方法で築垣(ついがき)が復元されています。


 

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