高崎ぶらっと自転車旅「牛伏山」2023.8.11
お盆休みの2日目、自転車に乗って、牛伏山を目指しました。
牛伏山と言えば、綿貫観音山古墳の石室に使われている砂岩の産出地、石室には、6つの牛伏砂岩が使われており、最大22トンにもなります。古墳から牛伏山は13.5Kmも離れており、そんな距離を巨大な石をどうやって運んだんだろうとロマンある地に興味津々。
中山峠をくだり、鏑川を渡ると、吉井町に入ります。上信越道の吉井ICを目指します。
牛伏山に向かう途中に、こちらも気になっていた、龍源寺に立ち寄りました。
曹洞宗のお寺で、慈雲山松田院龍源寺は正保3年に当地領主の旗本門奈六左衛門公により中興され、仁叟寺九世日州壽朔大和尚を請来しました。
本堂はとても新しいもので、実はこのお堂の天井画に関して知り合いの画家の先生が描いており、見てみたかったのですが、やっぱり、覗いてみれるようなものではなく、またの機会となりました。美しい陶板画だそうです。
では、牛伏山の山頂近くにある展望台を目指します。吉井三山の一つで、臥牛に似て、これが名前の由来だそうです。(似ている?角度の問題?)
途中、牛伏窯なる高崎市陶芸体験施設があります。この施設の周辺には散策路が整備されており、5月末からはホタルの鑑賞ができるとのこと、また、7月上旬まで楽しめるアジサイも売りの一つです。(わずかに残っていた鮮やかな色のアジサイをなんとかギリ、写真に収めました。)
ここからは、炎天下のなか、自転車を押して急な山道を登っていきます。途中には、登山を終えて、山を下りてくるお客さんに出くわします。基本、皆さん、朝早くから登るっているのでしょうか?
展望台の1、2Fは郷土資料館になっています。
3Fの展望台からは観音山丘陵が目前に見渡すことができ、その奥に榛名山と赤城山が見えています。
山頂に登る途中には、石像彫刻家の倉田辰彦氏による、臥牛の石像があり、その横には牛伏の伝説が書かれた看板とそこにでてくる天狗が住んでいたとされる松があります。この伝説には天狗が村娘に恋をし、会いに行ったが、フラれてしまって、諦めきれなかった天狗はその娘を山の姿に変えてしまった。それが吉井三山の一つである朝日岳で、多胡美人と呼ばれているのだそうです。
昭和45年(1970年)吉井町立 入野小学校の校歌制定にあたり、附曲を「東京ブギウギ」「青い山脈」の作曲家である服部良一氏に依頼した折、この地を訪れて、「青い山脈」を唱和したことを記念して建てられた歌碑があります。
牛伏山の山頂490.5mと書いてあります。
山頂のすぐ足元は牛伏洞窟があり、観音様が祀られています。
牛伏山は東西二峰からなり、展望台がある東峰を一郷山といい、西峰は金毘羅山と呼ばれました。この神社は琴平神社で、金毘羅信仰に関係するみたいです。
ここは、宿泊施設で、23部屋最大72名が泊まれます。日帰り入浴や食事の利用も可能です。
食事の受付最終時間の14時ぎりぎりで、日替わりのソースかつ丼定食510円にありつけました。空腹だったので、とてもおいしくいただきました。
露天風呂は、風呂底に原因不明の漏水があるとのことで使用禁止、サウナも使うことができない状況で、パパっと体を洗って、早々に退散ということになりました。
コメント
コメントを投稿