高崎ぶらっと自転車旅「綿貫 観音山古墳」2023.5.5
石室は後円部にあり、両袖型横穴式で、南西に向かって開口している。群馬県で最大規模であり、全長は12.65m、玄室は長さ8.12m、奥の方の幅3.95m、手前の幅が3.16mとなっており、高さは1/2ではあるが平面規模としては丸山古墳(奈良県橿原市)に相当します。
石室の壁面には榛名山の噴火によってもたらされた角閃石安山岩(かくせんせきあんざんがん)をブロック状に加工して積み上げており、天井部は6枚の牛伏砂岩を使い、その中で奥に配したものは最大で22トンにもなります。これほどの巨石は近場では調達できず、15Km南西の鏑川流域から運ばれてきたものと考えられます。また、棺はなく、遺体は石室に直接安置する方法で、これも、6世紀の関東の横穴式石室ではよく見られます。発掘当時、奥から2つ目の天井とその周辺の壁の石が崩落しており、調査は難航しました。しかし、これが、副葬品の盗掘を防いだわけです。石室が南西に開口しているため、太陽が低くなる冬至の夕暮れには玄室まで太陽光が差し込みます。→上毛新聞のサイトにある動画
玄室からみつかった副葬品はなんと500点以上にも上ります。中には、中国北宋様式の水瓶や、百済の王陵から見つかったものと同じ鋳型を使った獣帯鏡があり、これほど大陸文化に関係するものを保有していたことを考えると、ヤマト王権に対し、太いパイプをもっていたもしくは、その地位にあった有力者と考えられています。また、埴輪の中には非常に珍しい3人の巫女が座っている埴輪(三人童女)があります。これらの副葬品や埴輪は国宝に指定され、一部は県立歴史博物館で見ることができます。
お昼ごはんは、群馬の森のすぐそばにある令和元年開店の「上州もつ煮食堂 乞和家(こよりや)」その名のとおり、群馬のソウルフードであるもつ煮がメインのお店で、すぐ近くのJA全農ミートフーズ(株)高崎ハム直売所があることが理由なのか、とてもおいしいもつ煮が食べられます。当然、外で待つこと15分、中に入って注文しても5~10分は待ちます。なにゆえか、それは、鍋で煮込みっぱなしのものを出すのではなく、注文を受けて、そこから出す分だけ煮込みなおしするからにほかなりません。
カレーもしくはもつ煮の2択、カレーはなぜだか提供に時間がかかるとのこと、まあ、カレーを頼む理由はないので、もつ煮の1択だと思いきや、ニンニク増し増しは90円アップとのトッピングメニューが目に付いて少し悩む。しか~し、初心者は奇をてらわず、素直に、スタンダードを選択しました。
ど~んと、このボリューム。お隣さんはもつ煮大盛300円アップにしていたのですが、それは無理そうだと、内心ほっとしました。
とても、もつがやわらかい。口に入れると、とろっとして、噛む必要なし。とてもおいしかったです。
お腹がいっぱいになったので、群馬の森で腹ごなしと思いきや、イベントをやっていました。
「森とJAZZ」ってジャズ、ブルース、バイオリンディオで6組のアーティストが参加。11時~15時でキッチンカーも出ていました。
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