高崎ちかごろニュース「3年ぶりの高崎祭りまであと1か月を切りました。」2022.8.6

高崎駅西口のペデストリアンデッキには、今年のワッペンデザインが掲示されていました。
このワッペンは、現行の高崎祭りと大いに関係があります。昭和20年~40年代と商業、観光目的として行政主導で実施していた高崎まつりだったのですが、昭和50年(1975年)オイルショックの影響から市は中止を決定します。このとき市政75周年だったのでこれに対して、市民から開催に対する強い要望があり、高崎青年会議所が「高崎ふるさとまつり」として、行政不在の中、23町内の協力で、手作りの祭りとして開催したのが始まりだそうです。この時は、1度きりのつもりだったのですが、市民の心をつかみ、毎年開催となりました。次年の1976年からはこのワッペンが登場し、資金を集めるために販売されました。このことが群馬県内外では「高崎方式」と呼ばれるようになり、その後、1980年には市からの補助が復活し資金集めの目的から、福引き券としての役割に代わりました。最近では福引きもなくなり、「高崎まつりのシンボル」として親しまれています。(今年は、ワッペンをつけた中学生以下のお子さんには先着1000名にはなりますが、お菓子の詰め合わせが配られるようです。)
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