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2022年6月19日(日)晴れ 高崎市街地の文化施設を巡る(下見)

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 本日は、7月2日の市民公募ツアーの研修(下見)会。快晴ながらに気温も30度越えでした。今回は古き中にも新しき部分を探すのと、クールな高崎に出会うって感じの企画です。担当リーダーの方の尽力で(大いなる感謝!!)、日頃、表面しか見えないところ、ずずっ~と中から探求できるところまでお膳立てしてもらえる様子。本番が楽しみです。 高崎駅西口交番前を9:40頃に出発。 まずは、高崎アリーナ9:50頃・・・・しかし、多くのお客さんが中に入ることを遮る。 何事かと思いきや、 公演名:『 B’z LIVE-GYM 2022 -Highway X- 』(ビーズ・ライブ・ジム・ニセンニジュウニ・ハイウェイ・エックス= Highway X という8月10日発売のアルバムにちなんだ公演らしい。 )の待ち状態。開園は17:00というのにこの炎天下、あと7時間もご苦労様でございます。(ここに泉ありならぬ、ここに高崎の活力をみたり。私にはお金をもらっても絶対無理。)収容数はメインアリーナで6015名。ウクライナからの体操選手を受け入れるとの情報も、国際貢献も重要ですね。 この場所って、大沢たかお主演の「AI崩壊」って映画で、大型ビジョンがあって(当然、合成されている)指名手配される主人公が映されて、左の道を人目を気にしながら走っていくシーンで使われています。高崎って、最近、映画のロケ地としても名を挙げてきているので、注意してみているととても面白いですよ。 続いて、10:10頃 井上房一郎邸=高崎市都市景観重要建造物1号という、由緒正しき建物でA.レーモンドの設計ってことで「レーモンド/スタイル」という柱や梁を挟み状トラスで構成したところが味噌。なんせ、おしゃれの一言、インテリアもイサム・ノグチを使ったりと豪勢かつ、四季とともにあるというコンセプトにぴったりで、今は庭のバッチバチの新緑が趣を添える。館長がご多忙のところ、案内してくれて、とても勉強になりました。 館長の説明です。               このボルトは職人のお手製 このストーブも当時のDIYだそうです。             イサム・ノグチの照明がある茶室 10:40 豊田旅館(国登録有形文化財)、明治12年創業。現建物は昭和7年築。戦中は作家司馬遼太郎も逗留した。1Fはモダンに改装。2Fは旅館として往時の趣が残ります。   唐

「上野法眼」をご存知でしょうか?

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  「上野法眼」ですが 上野・・・現在の群馬県の事です。 法眼・・・中世・近世で僧侶に準じて、医師・絵師・連歌師の格付け(称号)が法印・法眼・法橋とあり絵師では一番高いとされていた。(明治6)1873年廃止。 この他に「佐藤探雲」「狩野探雲」「上野探雲」「法橋探雲」「法眼探雲」 と呼ばれたりした。 ・63歳  「厄除け雲龍図」   高崎市倉賀野神社拝殿   天明7年                  「狩野 門探雲行年63歳筆」   大きさ たて300㎝ 横230㎝の超大作   アクリル張りの額に納められている。   山車蔵の中に重なった4枚の板が見つかり組み立てたところ雲龍図となった。   約40年前 宮司・・学生時代 ・65歳  「向拝天井絵(天女)」 高崎市 長松寺蔵                   「探雲行年65歳筆」   指定 昭和60年2月14日 市指定重要文化財   間口 442㎝ 奥行252㎝ の天井板 ・67歳 「大間天井絵(龍図)」  高崎市 長松寺蔵                   「狩野探林門 67歳探雲守照筆」   指定 昭和60年2月14日 市指定重要文化財   間口 538㎝ 奥行445㎝ の天井板 墨画された龍の絵 ・72歳 「小幡八幡宮拝殿の天井画(龍図)」                   「法橋探雲 行年72歳筆」   指定 平成4年5月15日町指定重要文化財   中央天井(140㎝×140㎝) ・75歳・・・法眼の官位を賜る      「釈迦降誕図」「釈迦誕生図」 掛け軸表装 川場村・吉祥寺                    「法眼探雲筆」   大きさ 340㎝×172㎝ ・75歳  「天井画 雲龍図」 甘楽町笹森稲荷神社蔵                 「法眼探雲守照筆」    天井画は山門にあり修正加筆されている。「1975年(昭和50年)」 ・80歳  「天井画・龍図」  川場村・武尊神社蔵                 「行年80歳 法眼探雲筆」   1804年武尊神社の薬師堂がこの年に再建されその折に天井画」が描かれたと思 われる。 *川場村カルタ「龍躍る 狩野探雲の 天井絵」と取り上げられて